スキップしてメイン コンテンツに移動

〇年越しの再チャレンジ

さて、今回の施主様はもともとミッドセンチュリーがお好きで、実は3年ほど前にもMID CENTURY HOUSEにて家づくりをスタートしようとされていました。


目指すはアイクラー

しかしご家族との話し合いの結果、ミッドセンチュリーからは遠のいて地元工務店さんで家づくりをすることに。そこでプランも出ていよいよ、、となったものの、やっぱりミッドセンチュリーモダンな家が諦められない!ということで、ご家族をなんとか説得し数年越しでMCHに再アタックしてくださったのでした。

そんな紆余曲折を経て覚悟を決めてくださった施主様。土地は母屋の南側で、東西は隣接する家はなく、南も細い道路をはさんで民家が建っているのでそれほど視線は気にならなさそう。

ご主人の決意を形にすべく細かな要望をヒアリング。
施主様やご家族のご要望は

・とにかくかっこよく。アメリカンでもサーファーズハウスやブルックリンは嫌
・狙いすぎないミッドセンチュリーモダン
・リモートワーク必須で書斎が必要
・ガラスが多すぎるのはNG
・ランドリールームや家事動線
・子供の様子が感じられる間取り
・トイレは風水に合わせた位置に
・片付けが苦手
・収納は多く欲しい
・長期優良住宅

ふむふむ。
家事や育児目線の堅実な奥様のご要望×かっこよさを追求したいご主人のご要望。
相反するようなご要望をうまくまとめつつ、MID CENTURY HOUSEらしいかっこいいお家を作るために、モデルとなるスチールハウスの要点をピックアップしてみます。

・とにかくシンプル(引き算の美)
・キッチンを中心にダイニングとリビングがわかれている
・各部屋は外向きに設けられている
・家の中心にトンネルのような長い廊下
・伸びた梁がゲートやカーポートに
・白



これを落とし込むとどうなるか。
次回に続きます!



ウェブサイト http://www.midcenturyhouse.jp/


 [お問合せ・ご質問はコチラ]    

〒460-0011 名古屋市中区大須1-4-7  
電 話 : 052-222-7111 

コメント

このブログの人気の投稿

砂漠リゾート生まれだからこそ

今年の夏は暑い!6月末にもう「最高気温40℃」という文字を目にしたほど。そもそも日本の夏って昔こんなに暑くなかったよね、、と嘆く毎日です。 冬派の私のひいき目かもしれませんが、冬を快適に過ごすのは簡単だと思うんです。着こむこともできるし、暖房器具もエアコン、床暖、ファンヒーター各種、暖炉と色々あるし。新築なら断熱材やガラスの性能も高くて、温めてしまえばそう簡単に寒くなることもないですよね。 でも夏は部屋の涼しさを保つ、という意味ではエアコン一択。最終はだかになってしまったらそれ以上衣類で涼をとることはできないし、部屋を涼しくしても直射日光が入ってきたら多かれ少なかれ暑くなるし。 そう思うと、夏をメインに快適に過ごせるように家づくりするのが正解なよう。そこでカギとなるのが「日光」です。 今回のお家のモデルとなっているスチールハウスは、ほぼ1年中晴天なパームスプリングスに建てられています。降りそそぐ日光量は日本の比ではなく、砂漠地帯で夏の気温も高いので、家が暑くならないように軒を深くして日光を遮る工夫がされています。 同じパームスプリングスで活躍した建築家のひとり、アルバート・フレイも1年を通した太陽の動きを記録し、影も計算にいれていたよう。 詳しくはこちら↓ MID CENTURY HOUSE ーPALM SPRINGS HOUSEー 他の当時の家を見ても軒の深さが印象的な家が多く、ミッドセンチュリー建築の特徴でもある水平ラインも強調されて、実用的かつデザインとしても美しい、個人的にも好きな要素のひとつです。 3月のパームスプリングス そんな砂漠リゾート生まれのスチールハウスをモデルにしているので、深い軒で日光を遮って夏快適に!は必然的に得られるメリット。 なのですが、、、それでオールオッケー!と一筋縄ではいかないのが日本でのミッドセンチュリーな家の再現で難しいポイントのひとつ。 パームスプリングスの家と今回の家で大きく違うのは、今回の家(に限らず日本の家)では「冬は日光を取り入れたい」ということ。パームスプリングスでは日光を遮ることだけに注力すれば良いですが、日本の家は真逆の快適さも考えなければなりません。 そこでミッドセンチュリーハウスの設計士、高橋氏が各季節の日光をふまえて計算してくれました。 細い線が各季節の光の入り方。平面図ver.もあります。 家の形

スチールハウスって知っていますか?

アイクラーホームズ や バタフライルーフハウス は日本でもちらほらと見かけるようになってきましたが、数あるミッドセンチュリーの名建築のひとつ、スチールハウスはご存知でしょうか。 ブログタイトルにもあるウェクスラーとはミッドセンチュリーに活躍した建築家、ドナルド・ウェクスラーのこと。彼が設計した建築の中でも歴史的建造物に指定され有名なのが、スチールハウスです。 このスチールハウスのうちの一棟が5年程前にバケーションハウスとしてレンタルに出されていて、私達も実際に宿泊してその意匠や空気を体感してきました。 その時の体験ブログはこちら↓ ヴィンテージ家具屋のミッドセンチュリーハウス再現ブログ: (27)アメリカミッドセンチュリーハウス ウェクスラーinパームスプリングス (midcentury--house.blogspot.com) スチールハウスは屋根の形状が何パターンかあり、よく取り上げられるのはギザギザ屋根タイプ。 私達が宿泊したのはフラットな屋根のタイプで、一見するととてもシンプルで簡潔、ギザギザルーフタイプやバタフライルーフハウスのような強烈さも、アイクラーホームのアトリウムのような目新しさもないように見えますが、、、、 宿泊したスチールハウス ギザギザルーフタイプ その実、屋根の形状はオプションのようなもので、その計算されたシンプルさにこそスチールハウスの魅力が詰まっていたのでした。 水回りや配管、廊下を中心にまとめることで、各部屋が外に面して明るいだけでなく、廊下から部屋に入ったときのドラマティックなほどの視界の広がりは感嘆の声がでるほど。 キッチンを中心に個室やダイニングなどのプライベートエリアとリビングの明確なゾーニング。 装飾のない空間だからこそハッキリと感じるメリハリの効いた間取りはとても心地よく、この空間だからこそ得られる開放感がありました。 シンプルさには他にも理由が↓ PALM SPRINGS HOUSE - かっこいい平屋を建てるならMID CENTURY HOUSE 今回のお家はそんなドナルド・ウェクスラーが設計したスチールハウスをオマージュした平屋。 オリジナルは名前の通り鉄骨造のオール・スチールですが、今回のお家もミッドセンチュリーハウスの工務店が得意とする日本の在来工法。鉄骨造ならではの薄さや開放感を木造でいかに実現するか。難易度の